ヴォクシーの特徴

ヴォクシーはトヨタのMクラスミニバンで、ノアの兄弟車です。現行モデルは2022年1月13日にフルモデルチェンジを果たした4代目モデルでMクラスのボックス型ミニバンながら個性的なスタイルが特徴で兄弟車であるノア以上の人気を誇っています。

ヴォクシーは新型となり先代モデルから大きく進化していますがどのように進化しているのかまたどんな特徴があるのか詳しくご紹介します。

ヴォクシーはハイト系のMクラスミニバンの大ヒットモデルです。一番の特徴は何といってもそのエクステリアのデザインでしょう。特に新型はフロントフェイスのデザインが非常に独特でディテールの仕上げもとても凝っています。

フロントグリルと一体化した薄型のライトは一見ヘッドライトに見えますが、LEDのデイタイムランニングライトで、ヘッドライトはバンパーにビルトインされています。ボリューム満点のバンパーにはクロームで縁取られた大きな開口面積を持つバンパーグリルが備えられ、夜にはバンパーに内蔵されたLEDのアクセサリーランプが怪しく光りナイトドライブを演出してくれます。
※上記内容は上級グレードのみとなります

見た目はとてもワイルドですがMクラスミニバンらしく室内は非常に広々としておりクッションのきいたシートは座り心地も抜群。装備も充実しており最新の安全装備も満載です。それでいてLクラスミニバンよりもコンパクトなため街中でも扱いやすく、さらに燃費に優れたハイブリッドモデルも設定されるなどバランス良いスペックを持っている点も大きな魅力といえるでしょう。

旧型モデルとの大きな違いは、新型ヴォクシーは全グレードが3ナンバーサイズとなったことでしょう。いわゆるベースグレードがなくなり全グレードがエアログレードになっています。そのため5ナンバーモデルがなくなっています。しかし、ボディサイズは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmと大きすぎるわけではなく旧型ヴォクシーのエアロモデルに比べるとむしろ全高以外はコンパクトになっています。

またプラットフォームが新しいTNGAプラットフォームとなった点も大きな違いでしょう。ボディ側面が従来よりも立っており左右Cピラー間の距離が75㎜も拡大。室内の左右幅も拡大しており快適性が大きく向上しています。セカンドシートのスライド量は7人乗りモデルで745㎜、8人乗りモデルで705㎜というロングスライドを実現しておりセカンドシートでは大柄な男性でも余裕をもって足を延ばしゆったりと座ることが可能です。

ヴォクシーは旧型よりもグレードが整理され基本がS-ZとS-Gの2タイプのみなっています。そしてそれぞれに2WDと4WD、7人乗りと8人乗りが用意されています。

エントリーグレードでも300万円を超えていますがこれは全グレードがエアロパーツ装着車となっているためです。兄弟車であるノアはエアロパーツを装着しないベースグレードが設定（267万円～）されていますが、ヴォクシーにはベースグレードが設定されていないためノアよりも少し高額となっています。

ヴォクシーはグレードのバリエーションが少なくグレードによる装備差はあまりありません。特徴的なリフレクター式LEDヘッドランプや、アルミホイール、ワンタッチパワースライド、コネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオ、コンライト（ライト自動点灯＋消灯システム/ランプオートカットシステム、後席用サンシェード、ヒルスタートアシストコントロール、パーキングサポートブレーキ（前後方静止物）などは全グレードに標準装備です。

セカンドシートは7人乗りのキャプテンシートと8人乗りのベンチシートがあり7人乗りにはクラス初のオットマンと、シートヒーター（S-Zグレードに標準装備、S-Gグレードにメーカーオプション設定）が搭載され助手席側後席ドア下には、自動格納型のユニバーサルステップが設定（全グレードにメーカーオプション）されており、ミニバンとして使用頻度の高い後席への乗降性もとても優れています。

ヴォクシーのパワーユニットは2Lガソリンエンジンと、1.8Lガソリンエンジン＋モーターのハイブリッドの2種類です。旧モデルではハイブリッドはFFのみでしたが、新型では4WDであるE-Fourを選ぶことができます。

2Lガソリンエンジンのスペックは最高出力125kW（170PS）／最大トルク202 N・m（20.6kgf・m）で、ハイブリッドは最高出力72 kW （98PS）／最大トルク142N・m（14.5 kgf・m）のエンジンに、70 kW （95PS）／185 N・m （18.9 kgf・m）のフロントモーターと、4WD（E-Four）はさらに30 kW （41PS）／84 N・m （8.6 kgf・m）のリアモーターを組み合わせています。

ガソリンエンジン、ハイブリッドとも旧モデルよりもパワーが向上しているため走りの余裕は増しています。さらにプラットフォームが新しくなったことで乗り心地はよりしっとりと落ち着いたものとなっており高級感がアップしています。

先進安全装備は、以下のような機能がセットになった最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全グレードに標準装備しています。

• プリクラッシュセーフティ
• 緊急時操舵支援
• フロントクロストラフィックアラート
• レーンチェンジアシスト
• レーンディパーチャーアラート
• レーダークルーズコントロール
  （全車速追従機能付）
• アダプティブハイビームシステム
• オートマチックハイビーム
• ロードサインアシスト
• ドライバー異常時対応システム
• プロアクティブドライビングアシスト
• 発進遅れ告知機能
• ブラインドスポットモニター［BSM］＋
  安心降車アシスト（ドアオープン制御付）
• パーキングサポートブレーキ（前後方静止物）
• パーキングサポートブレーキ（後方接近車両）
• 車両接近通報装置
• プラスサポート（急アクセル時加速抑制）

この中で歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」は新型ヴォクシーがトヨタ車として初採用の機能です。

さらに、オプションの「アドバンストパーク」は車外から専用スマートフォンアプリの操作で、遠隔で駐車や出庫が可能となる機能でハイブリッド専用装備ですが並列駐車や縦列駐車が不得意な方にとっては非常に便利でしょう。

また、バックドアを任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」も世界初採用。車の後ろにスペースがない場合でも、バックドアからの荷物の出し入れがしやすくなる便利装備です。

ヴォクシーのハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は23.0km/Lです。先代モデルのハイブリッドはWLTCモード燃費が19.0㎞/Lだったので、リッター当たり4㎞向上しています。

そしてガソリンエンジンモデルのWLTCモード燃費は15.0㎞/Lです。先代は同じ2Lエンジンを搭載していましたがWLTCモード燃費は13.2㎞/Lだったので、最高出力が152PSから170PSへ18PSも向上しながら燃費はリッターあたり1.8㎞も向上しています。どちらも非常に経済的です。

新型ヴォクシー全グレードがエアロモデルです。エロの装着されていないベースグレードはありません。そのためグレード構成はシンプルでエントリーグレードが「S-G」で上級グレードが「S-Z」という2タイプのみです。そしてそれぞれにガソリンエンジンモデルとハイブリッドの2WDモデル、ハイブリッド4WDモデルが設定されているという構成です。

ヴォクシーのライバルとなるとまずは同じトヨタの兄弟車であるノアでしょう。他にはMクラスハイトタイプのミニバンとして、日産のセレナ、ホンダのステップワゴンなどがライバルになるはずです。

新型ヴォクシーはデザインがとても個性的ですが、広いスペースや充実した装備、先進の安全装備が満載なこともあって、子育て世代でファミリーカーを探している方や、家族に小さなお子さんや年寄りがいるという方に向いています。後席への乗り降りがとてもしやすく、セカンドシートもサードシートも座り心地に優れているので同乗者には間違いなく喜ばれるはずです。

また、荷物をたくさん積めるのでアウトドアレジャーの好きにもおすすめですし、高級感のあるインテリアや静粛性の高さ、快適な乗り心地も特徴ですので、Mクラスミニバンの中でも特にラグジュアリーなミニバンが欲しいという方にもピッタリでしょう。

インパクトのあるエクステリアデザインに注目が集まりがちの新型ヴォクシーですが、その中身はとても堅実で経済性も高いトータルバランスに優れたMクラスミニバンです。その上で、クールでスタイリッシュなスタイリングは、デザインにこだわりを持つ方も満足させてくれるでしょう。

購入を検討している方は兄弟車であるノアと比較しつつ、価格や装備のバランスを見ながら自分にベストな一台を見つけてみてください。

NORIDOKI（ノリドキ）では、新型ヴォクシーのS-Gグレードを34,800円（税込）～で乗ることができます。 S-Gグレードの他に、S_Zグレードも取り扱いがあります。リース料金には、自動車税、車検代、重要税、自賠責保険も含まれているので、リース料金と駐車場代、燃料代だけで安く乗ることが可能に。全国のジョイカル544店舗でサポートを受けることもできるので、何かあった時も安心して運転を楽しむことができます。

ヴォクシーのリースとローン購入との維持費の比較も下記のページでできるので、ぜひご覧ください。