シエンタの特徴
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シエンタとは?
シエンタはトヨタのコンパクトミニバンです。現行モデルは2022年にフルモデルチェンジとなった3代目モデルで、扱いやすい5ナンバーサイズに3列シートを搭載しその使い勝手の良さと手ごろな価格からファミリーカーとして人気の高いモデルとなっています。
デザインはカジュアル感のあるスタイルでとても魅力的な仕上がりで先代モデルも人気でしたが、親しみやすい個性的なスタイルからファミリー層だけでなく新たなファンも獲得しているようです。そんなシエンタの特徴や魅力についてご紹介します。
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シエンタの魅力
シエンタはミニバンでありながらも5ナンバーサイズの手ごろなサイズ感を持っており、ノア/ヴォクシーやセレナなどといったMクラスのミニバンに比べると車高が低く便利なスライドドアのよって乗り降りが楽ちんというのが大きな特徴となっています。
コンパクトですが、車内も広く3列シートへのフル乗車も問題なく行えます。さらに、3列シートだけでなく2列シート車も設定位されており、ライフスタイルに合わせて選ぶことも可能です。パワーユニットはガソリンエンジンと経済性に優れたハイブリットが用意されており、好みで選ぶことができ、充実した装備はファミリーカーとして抜群の機能性を持っています。
また、シエンタはミニバンながら最小回転半径が5mと小回りも効きますので、狭い路地や駐車場などでも取り回しに困ることがありません。そんな使い勝手の良さと優れた機能性、さらに快適性や低燃費性能による経済性の高さなどがシエンタの大きな魅力といえるでしょう。
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シエンタの値段
シエンタの車両価格は以下の通りです。エントリーモデルなら1,950,000円と、アンダー200万円ととてもリーズナブルです。
グレード エンジン 駆動方式 乗車定員 車両価格 HYBRID Z ハイブリッド 2WD 7名 ¥2,910,000 5名 ¥2,870,000 4WD 7名 ¥3,108,000 5名 ¥3,068,000 HYBRID G 2WD 7名 ¥2,690,000 5名 ¥2,650,000 4WD 7名 ¥2,888,000 5名 ¥2,848,000 HYBRID X 2WD 7名 ¥2,420,000 5名 ¥2,380,000 4WD 7名 ¥2,618,000 5名 ¥2,578,000 Z 1.5Lガソリン 2WD 7名 ¥2,560,000 5名 ¥2,520,000 G 7名 ¥2,340,000 5名 ¥2,300,000 X 7名 ¥1,990,000 5名 ¥1,950,000 -
シエンタの基本装備
ホイールは上級モデルのZグレードのみアルミホイールが標準でGグレード、Xグレードはスチールホイール+キャップです。ヘッドライトは全車LEDですが、ZグレードはBi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)となっています。
リアドアは全車スライドドアですが、Gグレード、Zグレードが両側パワースライドドア(Zグレードはハンズフリー機能も搭載)なのに対してエントリーグレードのXは助手席側パワースライドドアとなっています。後席への乗り降りの多いファミリードライバーであればGグレード以上が欲しいところでしょう。
インテリアはエクステリア同様に角の丸い四角をモチーフとしたカジュアルなデザインで、カップホルダーなど至るところにどんな機能なのかわかりやすく「ピクトグラム」を採用しています。実用性を高めつつ遊びゴコロも演出しておりとてもユニークです。今や必須の充電用USB端子(Type-C)なども全車に搭載されています。
エアコンはXグレードのみマニュアルでGとZグレードはオートエアコンです。車内の温度を一定にしてくれる天井サーキュレーターがオプション設定されていますが、Xグレードでは装着できません。シート表皮は全車ファブリックですがZグレードのみ消臭・撥水機能付き。そして8インチ画面のディスプレイオーディオもZとGグレードが標準でXグレードはオプション設定となっています。
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シエンタの走行性能と安全装備
シエンタのパワーユニットは1.5Lガソリンエンジンと1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドです。ハイブリッドは最高出力67kW(91ps)/最大トルク142Nm(14.5kgm)のエンジンに、最高出力59kW(80ps)のモーターを組み合わせ、システム最高出力85kW(116PS)を発揮、市街地でも扱いやすく、また高速道路ではストレスのない加速を味わうことが可能でしょう。
ガソリンエンジンは新しい1.5Lのダイナミックフォースエンジンでこちらは最高出力88kW(120ps)で最大トルク145Nm(14.8kgfm)。先代のガソリンエンジンよりも出力が大きく向上しているので走りに不足は感じないはずです。
安全装備はトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。2種類のセンサーで高い認識性能を実現したシステムで、以下のような機能が標準で搭載されています。
- プリクラッシュセーフティ
- レーントレーシングアシスト
- レーンディパーチャーアラート
- レーダークルーズコントロール
- アダプティブハイビームシステムor
オートマチックハイビーム - ロードサインアシスト
- ドライバー異常時対応システム
- プロアクティブドライビングアシスト
- 発進遅れ告知機能
衝突回避支援型プリクラッシュセーフティは昼・夜間の歩行者に加え自転車や自動二輪車の検知にも対応となっています。そして、新しい機能としてはプロアクティブドライビングアシストやレーントレーシングアシスト、ロードサインアシストに先行車発進告知にブラインドスポットモニターなどが追加されています。
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シエンタの燃費
シエンタのWLTCモード燃費はハイブリッドが28.2~28.8km/L(2WD)でガソリンエンジンが18.3km/L(2WD)です。燃費性能ではハイブリットはもちろん、ガソリンエンジンもかなり優秀です。シエンタの燃費性能はこのクラスとしてはトップレベルといっていいでしょう。
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シエンタのグレード
シエンタのグレードは最上級グレードのZ、ミドルグレードのG、そしてエントリーグレードのXの3つのグレードが基本となっています。そしてそれぞれのグレードにハイブリッドとガソリンエンジン車があり、また7人乗りの3列シート仕様と5人乗り2列シートの仕様も用意されていいます。さらにガソリン車は2WDのみですが、ハイブリット車では2WD、4WD(EーFour)を選ぶことも可能です。
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シエンタと似ている車
シエンタに似た5ナンバーサイズのコンパクトミニバンというとホンダのフリードがあります。この2車は5ナンバーサイズで3列シートモデルが設定されているというのが大きな特徴で、この市場はほぼこの2車で占領されているといっていいでしょう。また、双方ともハイブリッドが設定されているというのも同じです。
ミニバンではないですがファミリー向けの居住性の高いハイルーフの5ナンバーコンパクトハイトワゴンでればトヨタルーミーやダイハツトール、スズキのソリオなどがありますが、ただしこれらは2列シート仕様のみとなっています。
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シエンタが向いている人
シエンタは多人数乗車も可能なコンパクトなミニバンということで、家族の多いファミリードライバーに向いています。ハイブリッドなら燃費性能も優れていますし、Mクラスミニバンよりも価格もお手頃です。子育て世代のご家族や、お子さんやお年寄りでも乗り降りしやすい車を探している方にはぴったりでしょう。
また、広いスペースはキャンプやアウトドアなど荷物多い趣味に使うのにもピッタリです。2列シートモデルを選べば広大なラゲッジスペースが確保できるので車中泊などにも対応できます。コンパクトで小回りも効きますし、視点も高く視界も広いため周囲も見渡しやすいので運転が得意でないという方にも適しているといえます。
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まとめ
コンパクトミニバンの大人気モデル、新型シエンタについてご紹介しました。シエンタは5ナンバーサイズながら実用的な3列シートを搭載し車内は広々。燃費性能も高く経済的で、さらに安全性能も抜群。加えてデザインも個性的で魅力的な車です。
あらためてその魅力を掘りしてみると大ヒットしている理由がよくわかりました。次にマイカーとして家族に喜ばれる経済的なミニバンが欲しいという方はシエンタに是非注目してみてください。